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マジシャン林王子のブログ

人前で緊張しない方法|20年間ステージに立って気づいた「緊張しない状況」の作り方

人前で緊張しない方法|20年間ステージに立って気づいた「緊張しない状況」の作り方

更新日: 2026年9月28日 18:09

人前で話すと緊張する。

初対面の人とうまく話せない。

大勢の前に立つと、いつもの自分じゃいられなくなる。

そんな悩みを持っている人は多いと思います。

僕はマジシャンとして約20年間、人前に立つ仕事を続けてきました。

そんな仕事をしていると、よく聞かれることがあります。

「人前で緊張しないんですか?」

もちろん、まったく緊張しないわけではありません。

でも、僕は「どうすれば緊張しなくなるか」を考えるよりも、まず、

自分が緊張していないときは、どんな状態なのか。

そこを観察することが大切だと思っています。

そもそも、緊張していないときってどんなとき?

例えば仕事で、

「今から大勢の前で話してください」

と言われたら、緊張する人は多いと思います。

でも、プライベートで飲みに行って、たまたま隣に座った人と趣味の話で盛り上がっているときはどうでしょう。

あるいは、仲のいい友達と話しているとき。

「ちゃんと喋らなきゃ」

「失敗したらどうしよう」

なんて、いちいち考えないですよね。

普通に話して、笑って、楽しんでいる。

同じ「人と話す」という行為なのに、緊張するときと、まったく緊張しないときがあるわけです。

だったら、

その違いを観察してみればいい。

僕は、そこから考えます。

「緊張する自分」を変えるより、状況を変えてみる

初対面の人を前にすると緊張する。

でも、何度も会っている人とは普通に話せる。

では、その違いは何なのか。

一つは、

相手が自分のことを知っているかどうか。

だと思っています。

自分のことをほとんど知らない人の前では、

「どう思われるだろう」

「ちゃんと伝わるだろうか」

と考えます。

でも、ある程度自分のことを知ってくれている人の前では、それほど構えなくて済む。

だったら逆に、

相手が自分を知っている状態を、先に作ってしまえばいい。

そう考えることもできます。

僕がステージ前にプロフィールを置く理由

僕の場合、パフォーマンスをする会場によっては、お客様のテーブルに一人一枚ずつ、自分のプロフィールを置いておくことがあります。

別に、

「絶対に読んでください」

とは言いません。

ただ置いておくだけです。

そうすると、開演までの時間に、

「ん?なんだこれ?」

と、手に取って読んでくれる人が出てきます。

そこには僕がどんなマジシャンなのか、どんな活動をしてきたのか、海外での出演経験や受賞歴などを書いておきます。

するとパフォーマンスが始まる前から、

「あ、この人がさっきプロフィールに載ってた人だ」

「海外でもやってる人なんだ」

「最近賞を取った人なんだ」

という状態になる。

もう完全な「知らない人」ではないわけです。

人から聞かされた情報より、自分で見つけた情報の方が残る

これは僕自身、現場で何度も感じてきたことですが、

司会の人が、

「それでは、マジシャンの林王子さんです。林さんは海外でも……」

と紹介してくれても、意外と聞いていない人は多いんです(笑)。

食事をしていたり、隣の人と話していたりしますからね。

でも、テーブルの上に置いてあるプロフィールを自分で見つけて、

「これ何だろう?」

と思って手に取った情報は、意外と覚えてくれています。

自分から興味を持って得た情報だからです。

その人にとって僕は、

「突然出てきた知らないマジシャン」

ではなく、

「さっきプロフィールで見た人」になる。

この差は、僕にとってかなり大きいんです。

会場を「行きつけのバー」に近づける

僕が緊張せずに話せる状況の一つが、行きつけのバーです。

知っているマスターがいて、

「こちらマジシャンの林王子さんです」

と紹介してくれる。

そこから、隣に座っている人と他愛のない話をする。

仕事でもありません。

利益も絡んでいません。

ただ普通に話して、楽しんでいる。

このとき僕は、ほとんど緊張していません。

だったらステージでも、

その状態に近づければいい。

僕はステージ上で、

「大勢のお客様に向かって立派なことを話さなきゃ」

という感覚よりも、

行きつけの店で、隣に座った人と普通に話している。

そんな感覚を大切にしています。

会場の半分以上の人が、事前に僕のプロフィールを読んでくれていたら、なおさらです。

僕の中では、「知らない人だらけの場所」

ではなく、

「ある程度、僕のことを知ってくれている人たちがいる場所」

に変わります。

それだけでも、気持ちはかなり違います。

緊張するな、と自分に言い聞かせなくていい

緊張しているときに、

「緊張するな」

「落ち着け」

と自分に言い聞かせても、なかなかうまくいきません。

僕はむしろ、

なぜ自分は今、緊張しているんだろう?

と考えます。

知らない人ばかりだから?

失敗できないと思っているから?

自分をよく見せようとしているから?

会場に慣れていないから?

準備不足だから?

逆に、

自分が緊張していないときには、何が違うんだろう?

とも考えます。

その違いが分かれば、

「緊張しない人間になる」

必要はありません。

緊張しにくい状況を、自分で作ればいいんです。

感情は相手にも伝わる

もう一つ、僕が大切だと思っていることがあります。

それは、

感情は伝染する

ということです。

こちらが楽しんでいれば、お客様も楽しみやすくなる。

こちらが構えていれば、お客様も構える。

こちらが緊張していれば、その空気は相手にも伝わります。

だからこそ、

「お客様を楽しませなきゃ」

と考える前に、

まず自分が自然に楽しめる状態を作る。

僕はそこを大切にしています。

これはステージだけの話ではないと思います。

営業でも、プレゼンでも、面接でも、初対面の人との会話でも同じです。

相手をどうにかしようとする前に、自分が自然にいられる状況を作る。

それだけで、会話の空気はかなり変わります。

「緊張しない方法」ではなく「緊張しない状況」を探してみる

もし人前で緊張することに悩んでいるなら、

「どうすれば緊張しなくなりますか?」

と考える前に、一度こんな質問をしてみてください。

自分がまったく緊張していないときって、どんなときだろう?

友達と話しているとき。

行きつけのお店にいるとき。

趣味の話をしているとき。

自分のことをよく知ってくれている人といるとき。

そこにはきっと、自分が自然体でいられる理由があります。

その理由を見つけたら、

今度はそれを、人前に立つ場面にも少しずつ持ち込んでみる。

僕自身、20年間ステージに立ちながらやってきたのは、

緊張を消すことではなく、

いつもの自分でいられる状況を作ること

だったように思います。

緊張する自分を無理に変えなくてもいい。

まずは、

「自分はどんなときなら自然に話せるのか」

そこを観察するところから始めてみてください。

さあ驚きを楽しもう

✨🎩Let's Enjoy🪄✨

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